2008年9月29日月曜日

長野市でチベット僧が44年前に建てた仏塔を訪ねるツアー

長野市でチベット僧が44年前に建てた仏塔を訪ねるツアー
(信濃毎日新聞2008年9月29日(月))
http://www.shinmai.co.jp/news/20080929/KT080928SJI090002000022.htm





長野市でチベット僧が44年前に建てた仏塔を訪ねるツアー
9月29日(月)
善光寺裏山の宝篋印塔に参拝する参加者 県内の僧侶らでつくる市民グループ「チベットの風」は28日、44年前に日本に亡命していたチベット仏教の高僧ケツン・サンポらが長野市の善光寺裏山に建立した仏塔「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」に参拝した。
 市内外から参加した18人は、善光寺仁王門から約2キロ歩いて現地へ。塔はチベット人3人と県内外の僧侶や市民が、柳町中学校(長野市三輪)などの協力を得て建立した。内部には、当時の生徒らが千曲川で拾い集め、チベット人らが経文を書き込んだ石と経巻10巻が納められている。
 4月の聖火リレーで初めてチベットに興味を持ったという長野市三輪の西勲さん(75)は「40年余り前から長野とチベットがかかわっていたとは、何かの縁みたいなものを感じる」と話していた。
 同市西町の西方寺では演奏会が開かれ、チベット人音楽家・テチュンさんが三味線のような「ダムニュン」や横笛の「リンブ」といった伝統楽器の演奏と歌を披露した。


2008年9月28日日曜日

中国:チベット副主席更迭 暴動の責任問い――地方議会

中国:チベット副主席更迭 暴動の責任問い--地方議会
(毎日新聞 2008年9月28日 東京朝刊)
http://mainichi.jp/select/world/news/20080928ddm007030081000c.html



中国:チベット副主席更迭 暴動の責任問い--地方議会
 【北京・浦松丈二】中国チベット自治区の地方議会にあたる人民代表大会常務委員会は26日、ラサ市トップの秦宜智市党委書記兼自治区副主席の副主席職を解いた。今年3月のチベット暴動の責任を問う更迭人事とみられ、近く市党委書記ポストも解任されるとみられる。
 同自治区治安部門トップの王賓宜公安庁長も解任され、副主席の後任には公安省公共情報網安全監察局長の李昭氏が公安庁長兼務で任命された。中央から公安省幹部を送り込むことで、治安部門を強化する狙いがあるとみられる。
毎日新聞 2008年9月28日 東京朝刊

2008年9月27日土曜日

汚染粉ミルク、輸入品飲んだパンダは無事 中国の動物園

汚染粉ミルク、輸入品飲んだパンダは無事 中国の動物園
(朝日新聞2008年9月26日11時41分)
http://www.asahi.com/international/update/0926/TKY200809260066.html


汚染粉ミルク、輸入品飲んだパンダは無事 中国の動物園
2008年9月26日11時41分
 【上海=西村大輔】有害物質メラミンが混入していた「三鹿集団」製の乳児用粉ミルクを飲んでいた中国浙江省・杭州野生動物園のオランウータン2匹とライオン1匹に腎臓結石の初期症状が見られることがわかった。中国紙・青年時報が伝えた。
 症状が出たのは、1歳3カ月のメスと3歳のオスのきょうだいオランウータンと、生後3カ月のライオン。オランウータンは、1年ほど前から問題の粉ミルクを大量に摂取していた。動物園では2年前にいろいろな粉ミルクを試し、カルシウムが多いなどの理由で三鹿集団のものを選んだという。
 一方、大事に育てられているのはパンダ。四川省成都の「成都ジャイアントパンダ繁育研究基地」の担当者は朝日新聞の取材に「国宝級のパンダなので、輸入した高級粉ミルクを飲ませている」と胸を張った。今のところ異常は見られないという。

2008年9月26日金曜日

【中国発】国務院新聞弁公室 「西蔵文化の保護・発展」白書を発表

国務院新聞弁公室 「西蔵文化の保護・発展」白書を発表
「人民網日本語版」 2008年09月26日
http://www.people.ne.jp/a/e168422a99c74a1bac676ea154806b1b


国務院新聞弁公室 「西蔵文化の保護・発展」白書を発表
 国務院新聞弁公室は25日、「西蔵(チベット)文化の保護・発展」白書を発表した。同白書では、この半世紀、特に改革解放以来、中国政府が西蔵文化の保護・発展を非常に重視し、「中華人民共和国憲法」と「民族区域自治法」の規定に基づき、熱意と責任感を持って人材・物質・財力を大量に投入し、西蔵の優秀かつ伝統的な文化を保護してきたこと、また、同時に現代科学教育文化事業を発展させ、西蔵文化にかつてないほどの発展をもたらした状況などを全面的に紹介している。(編集SN)
「人民網日本語版」
2008年09月26日

音で感じるチベット 伝統民謡などコンサート

音で感じるチベット 町田で30日 伝統民謡などコンサート
(東京新聞2008年9月26日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20080926/CK2008092602000130.html

【東京】音で感じるチベット 町田で30日 伝統民謡などコンサート
 (写真説明)チベット出身の音楽家テチュンさん
 消滅の危機にあるチベットの伝統音楽を守ろうと、市民団体「チベット大好きの会」は三十日、町田市民フォーラムでコンサート「ソングオブチベット」を開く。米国を拠点に活動するチベット出身の音楽家テチュンさんがチベットの伝統民謡などを奏でる。
 同会はチベットを旅するなどしてチベットに魅せられた人たちの集まりで、これまでにチベットの雄大な自然や人々の生活などを紹介する写真展なども開催している。
 テチュンさんは、チベットから亡命した家族とともに、インド北部のダラムサラで育った。九歳から、現地のチベット伝統芸術歌劇学校で十七年間、チベット音楽、オペラ、ダンス、伝統楽器の演奏を学んだ。世界各地で公演し、国際社会にチベット文化の保存をアピールしている。サンフランシスコ在住。
 コンサートでは、チベットの弦楽器を使い、民謡など数曲を披露する予定。同会は「チベットの大地に暮らす人々の営みを感じながら、平和の風に耳を澄ませてもらいたい」と話している。
 午後七時半開演。前売り千円。当日は一般千二百円、学生千円。小学生以下とチベット人は無料。問い合わせはチベット大好きの会のメールアドレスtibet-daisuki @ hotmail.co.jpへ。 (堂畑圭吾)

ダライ・ラマが復調、訪日へ

ダライ・ラマが復調、訪日へ
(時事通信2008年9月26日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008092600989


ダライ・ラマが復調、訪日へ
 【ニューデリー26日DPA=時事】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(73)の秘書官は26日、ダライ・ラマが体調不良から回復し、11月初めには集会などに参加するため東京と福岡を訪れることを明らかにした。
 秘書官によると、ダライ・ラマは説教を再開したが、10月に予定されていた欧州歴訪は中止のままだという。(了)(2008/09/26-20:35)

2008年9月25日木曜日

中国、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表

中国、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表
2008-09-25 17:13:07 cri


中国、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表
2008-09-25 17:13:07 cri
 中国国務院新聞弁公室は25日、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表しました。この中で50年来、特に改革開放以降、チベット文化の保護や発展状況を紹介しています。
 白書は、「チベットの文化遺産は、中国文化の重要な要素で、中央政府が多くの資金などを投入した上で、法律、経済、行政などの各方面から、宗教の寺院や文化財の保護に力を入れてきた。また、チベットの言葉も全面的な発展を遂げた」としています。

人権活動家受賞の可能性に不快感=ノーベル平和賞で中国

人権活動家受賞の可能性に不快感=ノーベル平和賞で中国
(時事通信2008年9月25日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008092500808



人権活動家受賞の可能性に不快感=ノーベル平和賞で中国
 【北京25日時事】今年のノーベル平和賞候補の1人に獄中の中国人権活動家、胡佳氏の名前が挙がったことについて、中国外務省の劉建超報道局長は25日の定例記者会見で「どこの情報か知らないが、関係者は正しい決定をしてもらいたい。中国人民の感情を傷つけてほしくない」と述べ、不快感を表明した。
 過去にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が平和賞を授与されるなど、中国は同賞が政治的な理由で選定されていると見なしている。(2008/09/25-17:38)

2008年9月23日火曜日

「チベット音楽魅力知って」 町田で30日

「チベット音楽魅力知って」 町田で30日
(朝日新聞2008年09月23日多摩版)
http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000809240002


「チベット音楽魅力知って」 町田で30日
2008年09月23日
 チベットの音楽を知ってほしいとチベット好きのグループが30日、町田市内でコンサートを開く。6月に狛江市内で催した、チベットの日常や風景などの写真を中心にした展示会に続くイベントだ。チベット音楽家・テチュンさんを招き、世界の民族音楽をレパートリーに持つ歌手・川辺ゆかさんと共演する。(佐藤清孝)
 企画したのは「チベット大好きの会」。チベットに魅せられた数人の集まりで、3月の騒乱に心を痛める一方、報道にも違和感をもった。
 メンバーの一人金枝(かなえだ)千夏さん(37)=国立市=は「街で大暴れしている映像をテレビのニュースで繰り返して流されると、暴徒と化している姿を印象づけられるのが心配でした」。普段着の姿を知ってもらおうと開いたのが6月の「55人展」。「素顔のチベット」の写真を展示したところ、2日間に400人近くが訪れ、関心の高さを示した。
 今回のコンサートは、金枝さんがチベット語の先生から、「テチュンさんを日本に招きたい」と言われたのがきっかけ。テチュンさんは、インド・ダラムサラの「チベット舞台芸術団(TIPA)」に長年所属。オペラや楽器演奏など幅広いチベット伝統芸能の技術を習得した。その後、米国に移住し、ビョークやハービー・ハンコックら国際的な音楽家と共演しているという。
 川辺さんは日本やチベット、アイルランドなどの歌をうたう。大好きの会が7月に長野県の善光寺で開いたチベット展にも出演した。
 コンサートは町田周辺で地域通貨でまちの活性化を目指すグループ「まちだ大福帳」との共催。テチュンさんがチベットの弦楽器・ダムニェンやフルート・リンブーなどを演奏しながら歌や踊りを披露するほか、川辺さんもダムニェンを奏でながら歌う。
 町田市民フォーラムで午後7時半開演。一般1200円(前売り千円)、中高大学生千円、小学生以下無料。問い合わせは三輪さん(080・6916・9326)へ。

2008年9月21日日曜日

中国・梅里雪山遭難:続く小さな日中友好 捜索協力お礼、村長の娘留学援助

中国・梅里雪山遭難:続く小さな日中友好 捜索協力お礼、村長の娘留学援助 /神奈川
(毎日新聞2008年9月21日・神奈川県版)
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080921ddlk14040140000c.html


中国・梅里雪山遭難:続く小さな日中友好 捜索協力お礼、村長の娘留学援助 /神奈川
 ◇91年京大学士山岳会の隊員ら遭難死、遺体捜索協力のお礼
 「日本に来て一番びっくりしたこと? カラスが多かった」。中国雲南省・梅里雪山の村からの留学生、ペマツォモさん(22)は軽く笑う。世話を続けるカメラマン、小林尚礼(なおゆき)さん(39)=川崎市麻生区=は「日本暮らしは順調の様子」と見守る。
 ペマツォモさんは同山(6740メートル)のふもとの村長の娘。91年、同山を登山中の京都大学士山岳会の隊員ら17人が雪崩で遭難死した。氷河での遺体捜索に協力した村長に恩返しをと、同会が資金援助し、ペマツォモさんは3月に来日した。
 「1週間に5日、日本語学校で勉強している。お弁当屋でご飯をよそうアルバイトも始めた」 都内のアパートで留学生3人と暮らす。「日本のパンとラーメンはおいしい。刺し身はだめ」。人口300人ほどのチベット族の寒村で待つ両親に「週1回、携帯電話で話すのが楽しみ」と笑う。
 同会理事の小林さんは、遭難で先輩、友人を失った。現地入りし遺体捜索を続け、村長との友情から身元引受人となった。夏休みに三浦半島に連れて行った。「初めての海は、すばらしかった」とペマツォモさんは目を輝かせた。
 留学は2年間。ペマツォモさんは「英語の勉強も始めた。一生懸命に勉強し、教師か通訳になりたい」と留学生活を楽しむ。 小林さんはこの夏、遺族ら10人を連れて同山に慰霊旅行をした。まだ隊員1人の遺体確認ができていない。「彼女が大学進学を希望すれば支援する」と“小さな日中友好”を続けている。【網谷利一郎、写真も】
■写真説明 「東京のカラスに驚いた」と話すペマツォモさん(右)と小林尚礼さん

チベット民謡を紹介 テチュンさん、町田で

コンサート:チベット民謡を紹介 テチュンさん、町田で30日 /東京
(毎日新聞2008年9月21日)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080922ddlk13040160000c.html

コンサート:チベット民謡を紹介 テチュンさん、町田で30日 /東京
 チベットの伝統音楽に親しんでもらおうと、市民団体「チベット大好きの会」は30日、町田市民フォーラム(町田市原町田4)で、コンサート「ソングオブチベット」を開く。チベット出身の音楽家で、米国を拠点に活動するテチュンさんが出演し、チベット民謡などを披露する。
 テチュンさんは幼少期に家族ととともにインド北部のダラムサラムに設けられたチベット人の難民の村へ亡命した。亡命後間もなく、チベットの伝統文化を守るために現地に開校したチベット芸術歌劇学校に入学し、伝統音楽やオペラ、ダンスなどを17年間にわたり学んだ。その後、米国サンフランシスコに拠点を移し、公演で世界各地を回っている。
 今回のコンサートでは、チベットの伝統的な弦楽器「ダムゲン」を使い、民謡など5、6曲を披露する。チベット大好きの会の担当者は「チベットの民謡は秋田県の民謡と似ていて日本人にも親しみやすい、チベットの文化を知ってもらう機会にできれば」と話す。
 コンサートは午後7時半開演。チケット前売り1000円。当日一般1200円、学生1000円。小学生以下とチベット人は無料。問い合わせはチベット大好きの会(042・729・3198)。【堀智行】
〔多摩版〕

2008年9月20日土曜日

中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判

中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判
(朝日新聞2008年9月20日20時15分)
http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY200809200168.html

中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判
 【ワシントン=鵜飼啓】米国務省は19日、世界各国の宗教の自由に関する年次報告書を発表し、中国政府がチベット自治区や新疆ウイグル自治区などで制限を強めていると批判した。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世への批判を強要する「愛国教育」が、3月のチベット騒乱につながったとも分析した。
 報告書は、チベットや内モンゴル自治区のチベット仏教信者は他地域の仏教徒に比べて大きな制限を受けており、また、北京五輪の前や期間中に当局非公認のキリスト教組織への締め付けが報告されたと言及した。

2008年9月18日木曜日

黄檗宗「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示/京都

黄檗宗:「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示――北区/京都
(毎日新聞2008年9月19日)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080918ddlk26040701000c.html


黄檗宗:「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示--北区 /京都
 ◇境内初公開
 黄檗宗の寺院「閑臥(かんが)庵」(北区)で同寺が招いたチベット僧が制作した砂曼荼羅(すなまんだら)が公開され、神秘的な美しさが訪れた人たちの目をひいている。これまで拝観できなかった境内も初公開され、寺宝の後水尾法皇(1596~1680年)の玉座(ぎょくざ)や硯(すずり)なども展示されている。11月30日まで。
 閑臥庵は、後水尾法皇が夢枕に立った父の言葉に従い、王城鎮護のため貴船神社に祀(まつ)ってあった陰陽道最高の神とされる鎮宅霊符神(ちんたくれいふしん)を御所北側に移し、黄檗宗の寺として開山された。今回、開山330年記念事業として境内を一般公開すると同時に、世界平和を祈るためチベット僧に砂曼荼羅の制作を依頼した。
 砂曼荼羅は大理石を砕いて着色した粉を使って仏の住む宮殿を色鮮やかに描いたもの。チベット僧5人が今月1~10日に2点制作し、15日に閑臥庵で開眼法要があった。2点のうち「大日如来曼荼羅」(1×1メートル)はその日のうちに破檀式で壊され「観音曼荼羅」(1・8×1・8メートル)が本堂で保存・展示される。
 特別拝観料2500円(抹茶と京菓子付き)。閑臥庵(075・256・2480)。【木下武】
毎日新聞 2008年9月18日 地方版

2008年9月14日日曜日

ダライ・ラマ14世:10月予定の欧州訪問はキャンセル

ダライ・ラマ14世:10月予定の欧州訪問はキャンセル
(毎日新聞 2008年9月14日)
http://mainichi.jp/select/world/news/20080915k0000m030072000c.html


ダライ・ラマ14世:10月予定の欧州訪問はキャンセル
 インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府は14日までに、西部ムンバイで静養していたチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(73)はダラムサラに戻ったが、10月に予定していた欧州訪問はキャンセルすると発表した。
 ダライ・ラマの健康状態に問題はないが、さらに静養を続けるよう医師が忠告したためという。
 ダライ・ラマは8月28日に体調がすぐれずムンバイの病院に入院。9月1日に退院したが、その後もムンバイのホテルで静養していた。(共同)

2008年9月13日土曜日

亡命チベット人の緊急会議、今冬開催

亡命チベット人の緊急会議、今冬開催
(朝日新聞2008年9月13日)
http://www.asahi.com/international/update/0913/TKY200809130161.html



亡命チベット人の緊急会議、今冬開催 ダライ・ラマ
2008年9月13日19時17分
 【ニューデリー=小暮哲夫】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は、11月か12月に亡命チベット人の代表を集めた緊急会議を開くことを決めた。ダライ・ラマ側近が13日、明らかにした。
 会議はチベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラで開く。チベット亡命議会の議員やNGO代表ら、インドを中心に世界各地の亡命チベット人200~300人程度が参加。ダライ・ラマと路線を異にし、チベット独立を求める急進派のチベット青年会議代表も含まれる見通しだ。

2008年9月11日木曜日

ネパール、不法滞在チベット人追放へ

ネパール、不法滞在チベット人追放へ
(産経新聞2008年9月11日、共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080911/chn0809111738001-n1.htm

ネパール、不法滞在チベット人追放へ
2008.9.11 17:28
 8月に誕生したばかりのネパール共産党毛沢東主義派出身のダハル首相率いる同国の新政権が、ネパールに不法滞在する中国からのチベット人追放に乗り出したことが11日、明らかになった。
 ネパールにとって中国は主要な支援国である上に、イデオロギー的に毛沢東主義を崇拝する同派主導のネパール新政権の中国寄りの姿勢が鮮明になった形だ。
 内務省報道官によると、ネパールに居住するすべてのチベット人の滞在資格に関する捜査権限が警察に与えられ、不法滞在が分かったチベット人は国外追放される。
 ネパールには滞在資格を持つ約2万人の亡命チベット人以外に、数千人の不法滞在チベット人がいるとみられる。(共同)

西蔵仲巴県でM5以上の地震が連発 死傷者なし

西蔵仲巴県でM5以上の地震が連発 死傷者なし
(朝日新聞2008年9月11日)
http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200809110192.html



西蔵仲巴県でM5以上の地震が連発 死傷者なし
2008年9月11日14時27分
 西蔵(チベット)自治区日喀則(シガツェ)地区の仲巴県(北緯31.0度、東経83.6度)で10日午前9時14分、M5.1の地震が起こった。さらに午前9時28分、同じ地域でM5.2の地震が続いた。西蔵自治区地震局によると、これら2回の地震は、8月25日に同じ地域で起こったM6.8の地震の余震とみられる。最新情報によると、これらの余震による死傷者や財産損失は報告されていない。震源地となった隆格爾郷と付近の地域では軽い揺れが感じられた。

2008年9月7日日曜日

訃報:タクツェル・リンポチェさん86歳

訃報:タクツェル・リンポチェさん 86歳 死去=ダライ・ラマ14世の長兄
(毎日新聞2008年9月7日)

訃報:タクツェル・リンポチェさん86歳 死去=ダライ・ラマ14世の長兄
 ◇チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の長兄
 タクツェル・リンポチェさん 86歳(チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の長兄、本名トゥプテン・ジグメ・ノルブ)国際人権団体「インターナショナル・キャンペーン・フォー・チベット」などによると、5日、米インディアナ州の自宅で死去。死因は不明だが、数年間病気を患っていた。
 1922年、チベット北東部(現中国青海省)生まれ。幼少時にダライ・ラマ13世からタクツェル・リンポチェの転生者として認められた。50年代、チベットを離れ、インディアナ大で教壇に立ったた。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表を務めたことがある。【共同】

2008年9月6日土曜日

T・リンポチェ氏死去 ダライ・ラマ14世の長兄

T・リンポチェ氏死去 ダライ・ラマ14世の長兄
(共同通信2008年9月6日)
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090601000726.html


T・リンポチェ氏死去 ダライ・ラマ14世の長兄
 タクツェル・リンポチェ氏(チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の長兄、本名トゥプテン・ジグメ・ノルブ)国際人権団体「インターナショナル・キャンペーン・フォー・チベット」などによると、5日、米インディアナ州の自宅で死去、86歳。死因は不明だが、数年間病気を患っていた。
 かつて中国共産党と14世の仲介役を担ったが、最終的に14世に亡命を勧めたことで知られる。
 22年、チベット北東部(現中国青海省)生まれ。幼少時にダライ・ラマ13世からタクツェル・リンポチェの転生者として認められ、僧侶として修業開始。新中国成立後の50年代、チベットを離れ、インディアナ大で教壇に立ちながら、チベットの独立を訴えた。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表を務めたことがある。(台北、共同)

2008年9月1日月曜日

チベット社会安定と強調 ラサ視察の共産党幹部

チベット社会安定と強調 ラサ視察の共産党幹部
(産経新聞2008.9.2 01:56)http://sankei.jp.msn.com/world/china/080902/chn0809020158000-n1.htm


チベット社会安定と強調 ラサ視察の共産党幹部
 中国チベット自治区トップの張慶黎共産党委員会書記は、チベット仏教の祭りが行われた8月30日、同自治区ラサのポタラ宮前の広場などを視察し、「社会は安定している」と述べ、3月のチベット暴動の混乱は収まったと強調した。地元紙、西蔵日報(電子版)が1日までに報じた。
 張書記は、ラサ郊外の同仏教最大寺院のひとつ、デプン寺にも行き「観光客も増えてきている」と指摘。また同市公安局を視察し、6日に開幕する北京パラリンピック期間中、社会の安定を維持するよう、さらなる警備を指示した。(共同)