2009年8月31日月曜日

ダライ・ラマ、台湾訪問 対中関係でしこりも

ダライ・ラマ、台湾訪問 対中関係でしこりも
2009年08月31日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/08/2009083001001036.htm

ダライ・ラマ、台湾訪問 対中関係でしこりも
2009年08月31日月曜日
 【台北共同】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が30日夜、台風8号の大雨被害による被災地慰問のため台湾入りした。ダライ・ラマの訪台は3回目。9月4日までの滞在中、村全体が土砂で埋まった高雄県小林村を訪れるほか、法要や講演を予定。31日に予定された記者会見はダライ・ラマ側が急きょ中止を決めた。政治問題化することを避けるためとみられる。
 今回の訪台は、被害が集中した南部の7首長が要請。いずれも野党民主進歩党(民進党)出身の首長で、与党国民党の馬英九政権も「宗教活動のみ」と条件付きで訪問に同意した。 一方、ダライ・ラマを「祖国分裂主義者」と非難する中国は「いかなる形式でも」訪台に反対する姿勢を表明。馬政権への直接の批判は控えるなど一定の配慮を示しているが、中台関係に微妙なしこりを残しそうだ。
 馬政権は中台関係への影響を懸念、馬総統をはじめ政府高官がダライ・ラマと会わないと相次いで表明するなど火消しに躍起になっている。国民党も受け入れの理由を説明するため、北京に党幹部を急派した。

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