2008年10月18日土曜日

中国 取材の自由原則容認 海外向け 五輪臨時措置を継続

中国 取材の自由原則容認 海外向け 五輪臨時措置を継続
(東京新聞 2008年10月18日 夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008101802000245.html



中国 取材の自由原則容認 海外向け 五輪臨時措置を継続
2008年10月18日 夕刊
 【北京=新貝憲弘】中国政府は十七日夜、海外メディアの取材規定を定めた新たな「外国常駐報道機関と外国記者取材条例」を発表し、即日施行した。北京五輪時の臨時措置だった「取材相手(組織と個人)の同意を得れば取材できる」という方針を引き継ぎ、取材の自由を原則的に認めた。昨年一月に施行された同措置は同日期限切れとなったため、対応が注目されていた。
 ただし、今年三月に暴動が起きたチベット自治区は“特例”として、自治区政府への取材申請・許可が引き続き必要。また人権活動家など中国政府側が取材を望まない人物については、取材相手との連絡を妨害して同意を取らせなかったケースもあり、実際の運用がかぎとなりそうだ。
 新条例は規制緩和の一方で、取材の際に記者証の携帯と提示を求め、従わない場合は「公安機関が取材、報道活動の停止を命じ、法律にのっとった処罰を行う」と、無許可取材には厳しく対応する方針も示した。
 旧条例は一九九〇年に施行され、取材には外務省や地方政府などへの申請・許可が必要とするなど多くの制限を設けていた。

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