2008年9月25日木曜日

中国、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表

中国、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表
2008-09-25 17:13:07 cri


中国、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表
2008-09-25 17:13:07 cri
 中国国務院新聞弁公室は25日、「チベット文化の保護と発展」の白書を発表しました。この中で50年来、特に改革開放以降、チベット文化の保護や発展状況を紹介しています。
 白書は、「チベットの文化遺産は、中国文化の重要な要素で、中央政府が多くの資金などを投入した上で、法律、経済、行政などの各方面から、宗教の寺院や文化財の保護に力を入れてきた。また、チベットの言葉も全面的な発展を遂げた」としています。

人権活動家受賞の可能性に不快感=ノーベル平和賞で中国

人権活動家受賞の可能性に不快感=ノーベル平和賞で中国
(時事通信2008年9月25日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008092500808



人権活動家受賞の可能性に不快感=ノーベル平和賞で中国
 【北京25日時事】今年のノーベル平和賞候補の1人に獄中の中国人権活動家、胡佳氏の名前が挙がったことについて、中国外務省の劉建超報道局長は25日の定例記者会見で「どこの情報か知らないが、関係者は正しい決定をしてもらいたい。中国人民の感情を傷つけてほしくない」と述べ、不快感を表明した。
 過去にチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が平和賞を授与されるなど、中国は同賞が政治的な理由で選定されていると見なしている。(2008/09/25-17:38)

2008年9月23日火曜日

「チベット音楽魅力知って」 町田で30日

「チベット音楽魅力知って」 町田で30日
(朝日新聞2008年09月23日多摩版)
http://mytown.asahi.com/tama/news.php?k_id=14000000809240002


「チベット音楽魅力知って」 町田で30日
2008年09月23日
 チベットの音楽を知ってほしいとチベット好きのグループが30日、町田市内でコンサートを開く。6月に狛江市内で催した、チベットの日常や風景などの写真を中心にした展示会に続くイベントだ。チベット音楽家・テチュンさんを招き、世界の民族音楽をレパートリーに持つ歌手・川辺ゆかさんと共演する。(佐藤清孝)
 企画したのは「チベット大好きの会」。チベットに魅せられた数人の集まりで、3月の騒乱に心を痛める一方、報道にも違和感をもった。
 メンバーの一人金枝(かなえだ)千夏さん(37)=国立市=は「街で大暴れしている映像をテレビのニュースで繰り返して流されると、暴徒と化している姿を印象づけられるのが心配でした」。普段着の姿を知ってもらおうと開いたのが6月の「55人展」。「素顔のチベット」の写真を展示したところ、2日間に400人近くが訪れ、関心の高さを示した。
 今回のコンサートは、金枝さんがチベット語の先生から、「テチュンさんを日本に招きたい」と言われたのがきっかけ。テチュンさんは、インド・ダラムサラの「チベット舞台芸術団(TIPA)」に長年所属。オペラや楽器演奏など幅広いチベット伝統芸能の技術を習得した。その後、米国に移住し、ビョークやハービー・ハンコックら国際的な音楽家と共演しているという。
 川辺さんは日本やチベット、アイルランドなどの歌をうたう。大好きの会が7月に長野県の善光寺で開いたチベット展にも出演した。
 コンサートは町田周辺で地域通貨でまちの活性化を目指すグループ「まちだ大福帳」との共催。テチュンさんがチベットの弦楽器・ダムニェンやフルート・リンブーなどを演奏しながら歌や踊りを披露するほか、川辺さんもダムニェンを奏でながら歌う。
 町田市民フォーラムで午後7時半開演。一般1200円(前売り千円)、中高大学生千円、小学生以下無料。問い合わせは三輪さん(080・6916・9326)へ。

2008年9月21日日曜日

中国・梅里雪山遭難:続く小さな日中友好 捜索協力お礼、村長の娘留学援助

中国・梅里雪山遭難:続く小さな日中友好 捜索協力お礼、村長の娘留学援助 /神奈川
(毎日新聞2008年9月21日・神奈川県版)
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080921ddlk14040140000c.html


中国・梅里雪山遭難:続く小さな日中友好 捜索協力お礼、村長の娘留学援助 /神奈川
 ◇91年京大学士山岳会の隊員ら遭難死、遺体捜索協力のお礼
 「日本に来て一番びっくりしたこと? カラスが多かった」。中国雲南省・梅里雪山の村からの留学生、ペマツォモさん(22)は軽く笑う。世話を続けるカメラマン、小林尚礼(なおゆき)さん(39)=川崎市麻生区=は「日本暮らしは順調の様子」と見守る。
 ペマツォモさんは同山(6740メートル)のふもとの村長の娘。91年、同山を登山中の京都大学士山岳会の隊員ら17人が雪崩で遭難死した。氷河での遺体捜索に協力した村長に恩返しをと、同会が資金援助し、ペマツォモさんは3月に来日した。
 「1週間に5日、日本語学校で勉強している。お弁当屋でご飯をよそうアルバイトも始めた」 都内のアパートで留学生3人と暮らす。「日本のパンとラーメンはおいしい。刺し身はだめ」。人口300人ほどのチベット族の寒村で待つ両親に「週1回、携帯電話で話すのが楽しみ」と笑う。
 同会理事の小林さんは、遭難で先輩、友人を失った。現地入りし遺体捜索を続け、村長との友情から身元引受人となった。夏休みに三浦半島に連れて行った。「初めての海は、すばらしかった」とペマツォモさんは目を輝かせた。
 留学は2年間。ペマツォモさんは「英語の勉強も始めた。一生懸命に勉強し、教師か通訳になりたい」と留学生活を楽しむ。 小林さんはこの夏、遺族ら10人を連れて同山に慰霊旅行をした。まだ隊員1人の遺体確認ができていない。「彼女が大学進学を希望すれば支援する」と“小さな日中友好”を続けている。【網谷利一郎、写真も】
■写真説明 「東京のカラスに驚いた」と話すペマツォモさん(右)と小林尚礼さん

チベット民謡を紹介 テチュンさん、町田で

コンサート:チベット民謡を紹介 テチュンさん、町田で30日 /東京
(毎日新聞2008年9月21日)
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080922ddlk13040160000c.html

コンサート:チベット民謡を紹介 テチュンさん、町田で30日 /東京
 チベットの伝統音楽に親しんでもらおうと、市民団体「チベット大好きの会」は30日、町田市民フォーラム(町田市原町田4)で、コンサート「ソングオブチベット」を開く。チベット出身の音楽家で、米国を拠点に活動するテチュンさんが出演し、チベット民謡などを披露する。
 テチュンさんは幼少期に家族ととともにインド北部のダラムサラムに設けられたチベット人の難民の村へ亡命した。亡命後間もなく、チベットの伝統文化を守るために現地に開校したチベット芸術歌劇学校に入学し、伝統音楽やオペラ、ダンスなどを17年間にわたり学んだ。その後、米国サンフランシスコに拠点を移し、公演で世界各地を回っている。
 今回のコンサートでは、チベットの伝統的な弦楽器「ダムゲン」を使い、民謡など5、6曲を披露する。チベット大好きの会の担当者は「チベットの民謡は秋田県の民謡と似ていて日本人にも親しみやすい、チベットの文化を知ってもらう機会にできれば」と話す。
 コンサートは午後7時半開演。チケット前売り1000円。当日一般1200円、学生1000円。小学生以下とチベット人は無料。問い合わせはチベット大好きの会(042・729・3198)。【堀智行】
〔多摩版〕

2008年9月20日土曜日

中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判

中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判
(朝日新聞2008年9月20日20時15分)
http://www.asahi.com/international/update/0920/TKY200809200168.html

中国政府、チベット・新疆で宗教抑圧 米報告書で批判
 【ワシントン=鵜飼啓】米国務省は19日、世界各国の宗教の自由に関する年次報告書を発表し、中国政府がチベット自治区や新疆ウイグル自治区などで制限を強めていると批判した。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世への批判を強要する「愛国教育」が、3月のチベット騒乱につながったとも分析した。
 報告書は、チベットや内モンゴル自治区のチベット仏教信者は他地域の仏教徒に比べて大きな制限を受けており、また、北京五輪の前や期間中に当局非公認のキリスト教組織への締め付けが報告されたと言及した。

2008年9月18日木曜日

黄檗宗「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示/京都

黄檗宗:「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示――北区/京都
(毎日新聞2008年9月19日)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080918ddlk26040701000c.html


黄檗宗:「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示--北区 /京都
 ◇境内初公開
 黄檗宗の寺院「閑臥(かんが)庵」(北区)で同寺が招いたチベット僧が制作した砂曼荼羅(すなまんだら)が公開され、神秘的な美しさが訪れた人たちの目をひいている。これまで拝観できなかった境内も初公開され、寺宝の後水尾法皇(1596~1680年)の玉座(ぎょくざ)や硯(すずり)なども展示されている。11月30日まで。
 閑臥庵は、後水尾法皇が夢枕に立った父の言葉に従い、王城鎮護のため貴船神社に祀(まつ)ってあった陰陽道最高の神とされる鎮宅霊符神(ちんたくれいふしん)を御所北側に移し、黄檗宗の寺として開山された。今回、開山330年記念事業として境内を一般公開すると同時に、世界平和を祈るためチベット僧に砂曼荼羅の制作を依頼した。
 砂曼荼羅は大理石を砕いて着色した粉を使って仏の住む宮殿を色鮮やかに描いたもの。チベット僧5人が今月1~10日に2点制作し、15日に閑臥庵で開眼法要があった。2点のうち「大日如来曼荼羅」(1×1メートル)はその日のうちに破檀式で壊され「観音曼荼羅」(1・8×1・8メートル)が本堂で保存・展示される。
 特別拝観料2500円(抹茶と京菓子付き)。閑臥庵(075・256・2480)。【木下武】
毎日新聞 2008年9月18日 地方版