2008年9月18日木曜日

黄檗宗「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示/京都

黄檗宗:「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示――北区/京都
(毎日新聞2008年9月19日)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20080918ddlk26040701000c.html


黄檗宗:「閑臥庵」開山330年、チベット僧制作「砂曼荼羅」を展示--北区 /京都
 ◇境内初公開
 黄檗宗の寺院「閑臥(かんが)庵」(北区)で同寺が招いたチベット僧が制作した砂曼荼羅(すなまんだら)が公開され、神秘的な美しさが訪れた人たちの目をひいている。これまで拝観できなかった境内も初公開され、寺宝の後水尾法皇(1596~1680年)の玉座(ぎょくざ)や硯(すずり)なども展示されている。11月30日まで。
 閑臥庵は、後水尾法皇が夢枕に立った父の言葉に従い、王城鎮護のため貴船神社に祀(まつ)ってあった陰陽道最高の神とされる鎮宅霊符神(ちんたくれいふしん)を御所北側に移し、黄檗宗の寺として開山された。今回、開山330年記念事業として境内を一般公開すると同時に、世界平和を祈るためチベット僧に砂曼荼羅の制作を依頼した。
 砂曼荼羅は大理石を砕いて着色した粉を使って仏の住む宮殿を色鮮やかに描いたもの。チベット僧5人が今月1~10日に2点制作し、15日に閑臥庵で開眼法要があった。2点のうち「大日如来曼荼羅」(1×1メートル)はその日のうちに破檀式で壊され「観音曼荼羅」(1・8×1・8メートル)が本堂で保存・展示される。
 特別拝観料2500円(抹茶と京菓子付き)。閑臥庵(075・256・2480)。【木下武】
毎日新聞 2008年9月18日 地方版

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