2008年11月5日水曜日

チベット騒乱で55人に判決 中国新華社報道

チベット騒乱で55人に判決 中国新華社報道
(2008.11.05 Web posted at: 17:18 JST Updated - CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811050049.html



チベット騒乱で55人に判決 中国新華社報道
北京(CNN)
 今年3月に中国チベット自治区ラサで起きた騒乱について、中国の裁判所は55人に有罪判決を言い渡した。中国国営の新華社通信が5日伝えた。ただし量刑は具体的に明らかにされていない。
中国当局は騒乱に関与した疑いで約1300人を拘束し、うち1100人を釈放、残りを裁判所の審理にかけた。放火や強盗、政府庁舎への襲撃に関与したとして、既に30人が実刑3年から終身刑までの判決を受けているが、今回判決を言い渡された55人に、この30人が含まれているか不明。
騒乱は3月14日、中国政府に抗議するチベット仏教僧らの平和的な抗議活動を契機に発生した。暴徒が車や店に放火するなか、活動参加者の一部が中国からのチベット独立を求め、同自治区などで拡大している漢民族の影響力に抗議。中国政府は騒乱制圧に乗り出し、民間人18人と警官1人が死亡したと発表した。ただしチベット亡命政府側は、死者数を140人としている。
中国政府は、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世とその支持者が騒乱を扇動したと主張。ダライ・ラマ側はこれを否定し、チベット独立ではなく、伝統文化を保った正真正銘の自治を求めている、と反論している。

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