2008年11月26日水曜日

亡命人社会に世代対立 チベット青年、年配者は『独立』

亡命人社会に世代対立 チベット青年、年配者は『独立』
2008年11月26日 東京新聞朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008112602000116.html


【国際】亡命人社会に世代対立 チベット青年、年配者は『独立』
2008年11月26日
朝刊
 先ごろインドで開かれたチベット亡命政府の緊急会議では、中国との対話を通じ自治拡大を目指すチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世の中道路線が再確認された。しかし若い世代を中心に独立を求める声は強い。封印された亡命チベット人社会の世代間ギャップが、中国の強硬路線と相まって再び表面化する可能性もある。
 「強い独立志向は、六十歳以上の年配者と三十歳以下の若者に共通している」。会議の出席者の一人は二十五日、本紙に意外な事実を明かした。
 独立の主張は「チベット青年会議」や「チベット自由学生連盟」などに加え、海外から参加した若者も同様だったという。
 「中間の世代は現状では独立が無理なことを熟知し、対中妥協に傾きがち」(同出席者)になる。だが海外育ちで中国による支配の実態を知らない若い世代は独立に「夢」を懸ける。この点が、かつて中国と直接戦い、長年独立を目指してきた年配者と一致。亡命政府の中枢を握る中間世代は、青年と年配層に挟み撃ちされているといえる。
 対中対話停滞の背景には、経済膨張を続ける中国からのプレッシャーに加え、亡命チベット人社会のこうした路線対立が足かせになってきた事情もある。
 緊急会議は「亡命チベット人の意思統一と、ダライ・ラマの求心力回復」(同出席者)による対中交渉の仕切り直しが焦点だった。しかし世代交代が進めば再び「独立か自治か」で亡命人社会が揺れる事態も予想される。
 (外報部・浅井正智)





 「意外な事実」か……。「封印されてきた世代間ギャップ」ね……。「チベット自由学生連盟」ってSFTだよね……(すっかり過激派扱いだ、ははは)。えーと、うまく解説つけられなくてすいません。

0 件のコメント: